人生初の腸閉塞。
ある日の夕食後のこと。
最初の腹部の違和感から数時間後には死ぬほどの痛みを経験することになるなど想像もしていませんでした。。
そして、その原因は腸閉塞だなんて、しかも、医者に緊急手術を告げられることになるなんて最初は1ミリも思っていませんでした。
(正確には内ヘルニアという病名が付きました。)
これは私の夫に起きた腸閉塞の体験談ですが、死ぬほどの痛みで夜間救急に駆け込んだ時のお話です。
最終的に医者も驚く結果となった腸閉塞体験談。長くなるので数記事に分けて書いていきます。
腸閉塞になりかけの初期症状
腹痛と一口に言っても原因によって痛み方も様々ですが、
腹痛の多くの場合で、今までに経験した痛みや症状を、その時々の状況と照らし合わせ原因を結論付けるような感じで様子を見たり、或いは薬を飲んだりして自分で対処する、そんな感じかと思います。。
特に、便秘が続いていたり、暴飲暴食をしていたりと心当たりがあると、その事と結びつけたりしがちです。
夫の場合の初期症状の時もそうでした。
要するに、夫のケースでは腸閉塞の初期症状はよくある腹痛のような症状だったのです。
色々と調べると
●腸閉塞は突然に痛みが出るのが特徴、
と説明があったりもしますが
夫の場合は
●なんとなく下っ腹が重い(張っている)
という違和感的な感じで初期症状がありました。
なので、そういえば昨日便秘気味だったな、、、とか晩酌で飲んだハイボールの炭酸が強すぎたせいか、ガスが溜まっているのかな?という事で思い当たる違和感の原因があったので便が出れば痛みは治るだろうと、何回かトイレに行って座ったのです。
でも便もおならも出なかった。。。げっぷも出ません。
そして、最初の違和感から時が経つにつれて・・・・
様子見した結果、どんどん悪化して死ぬほどの激痛に
夕食後30分ほどでやって来た初期症状からさらに1時間後くらいから、下腹部の違和感から明らかな痛みに症状が変わってきました。
ちょっとした違和感から明らかな痛みに変わって、その痛みがだんだん強くなってきたのですね。なので、この辺りから、
●便秘のせいかも?
という事に加えて
●もしかしたら食あたりか?
という思いも出てきて。
なので、悪いものが出れば痛みも良くなるだろうと、またトイレに行って何分も座ったまま悪いものが出てくるのも待ったのですが出る気配が全くないんです。
便もオナラも全く出ない。出る気配すらない。
この時点では吐き気もなかったのです。
なので、時間もすでに11時くらいになっていたし、いつまでもトイレに居ても出ないので痛いけどしょうがないから様子を見ることにして、布団に入りました。
しかし、症状が落ち着くどころか、さらに痛みが増してきたのでいよいよこれはおかしいな、という事で、隣で寝ていた私を起こしたのです。
それが布団に入って二時間くらい経過したころで、食後から4時間ちょっと経った頃でした。
腸閉塞の独特な痛みや症状について
夫に起こされて、どんなふうにお腹が痛いのか、どこが痛いのか?などなど私は夫から症状を聞いてネットで色々と調べていたのですが、
「これは腸閉塞だ!早く病院に行かなければ!」
と確信した痛みの特徴がありました。
それは、
●痛みに波がある
という事です。
実は私も腸閉塞を経験したことがあったので、すぐにその痛みは腸閉塞の痛みだ、と分かったのです。その痛み方がすごく特徴的で、激しい痛みが襲ってきたと思ったら、その痛みがゆるまって痛みがちょっとマシになったな、と思ったらまた激しい痛みがやってくる。というのを繰り返すんですね。
この時点で、まさに夫の下腹部の痛みがそんな感じだったのでこれは病院に行かなければ!ということで夜間救急に電話したのでした。
自力で自然治癒?最悪な結果を招く恐れも
夜間救急に電話して無事に予約が取れたので、大急ぎで入院の準備もして病院に向かいましたが、病院に向かう車中で、明らかに痛みが増してきているのがわかりました。
車の振動も耐えられないくらいに症状が悪化して来ていて冷や汗たらたらで。
そしてこの痛みはこの後もどんどん悪化していくのでした。
主治医の先生の説明で、様々な腸閉塞のケースを聞きましたが、腸閉塞を放置したり処置が遅れたりで癒着が起こったりしてしまうと、症状が進んで癒着部分が腐ってしまう事もあるのですね。
そうなると、切除や摘出しなければいけなくなってしまったり最悪の場合には命の危険もあるということを知ってゾッとしました。
さいごに
もし今腸閉塞のような症状でこの記事を読まれている場合はすぐに受診することをおすすめします。お大事になさってください。
病院に到着後の経過、受診、検査や原因についての記事はこちらです。
→ 腸閉塞体験談!病院での症状やCT検査そして原因の食べ物が判明