会社関係や地域、友人同士など、複数人でお香典を包む場合も多くありますが金額や書き方で頭を悩ますことも多いです。
そんな時はスムーズな方法を知っていると喪家側に対して、また、受付に対しても配慮することができます。
今回は香典を複数人で包む場合の金額や書き方、記帳方法についてご紹介します。
香典を複数人で包む場合の金額は?
連名での香典は会社関係のお付き合いで多く見られます。
しかし、香典の金額が1人3千円以上の場合は、それぞれが個々で香典を包むのが一般的なマナーです。
そしてそれほど親しくない間柄の一般的な香典の相場は3千円~ですから、必然的に個人がそれぞれで香典を包むのが良い、ということになります。
個別で香典を包むことは喪家側に対しての配慮にもなります。とは言え、先ほども書きましたが会社関係のお付き合いでは連名の香典もあります。
複数人の連名での香典の金額は前述の理由から2千円以下ということになります。
○○株式会社□□課一同、という場合などは人数が多くなったり、キリの良い金額でなない場合もあります。
複数での香典では端数は気にすることはないですが四や九といった金額は避けた方がよいです。
香典を複数人で包む場合の書き方
複数人での連名の香典は
「表書きはどうしたら良い?」
「人数が多い場合はそれぞれの氏名や住所はどの様に書けばよい?」
などなど疑問が出てきますね。
連名の香典の場合は、表書きは
「○○株式会社有志一同」「○○株式会社○○課一同」、
または「代表者氏名+他一同」などとします。
そして別紙に全員の名前と住所を記入し香典袋に入れます。この場合、名前は五十音順に記入するとスマートです。
3名までの連盟では表書きに3名全員の氏名を書いても良いです。その場合は中袋(または香典袋の裏)に代表者の住所を記入し包んだ金額を記入します。
もちろん、表書きにグループ名を記載し、別紙にそれぞれの氏名、住所を記入し入れても良いです。
また、連名での香典は葬家側ではお返しに困るものです。連名の香典は香典返しをしないのが一般的でしたが、最近はそれぞれにお返しを考えることが多いようです。
葬家側の負担が多くなることが考えられるので葬家側で香典返しに悩まれることがないように
香典返しを遠慮する旨の記載を香典袋の余白や内袋に記載するのもひとつです。
その場合は
「誠に勝手ながらお返し等のご配慮は
遠慮させていただきたくお願い申し上げます」
「香典のお返し等はご無用に願います」
と書き添えると良いです。
香典を複数人で包んだ場合の記帳方法
一般的には芳名帳には参列した人が参列者本人の氏名、住所を記入します。
しかし、
複数人の代表として参列する場合は
「○○株式会社一同○○課有志一同
代表 一二三 五郎」
と、グループ名を書き、小さく代表者名を添えるとわかりやすいです。
芳名帳のほかに香典帳がありますが香典の記帳は香典張に受付係や会計係が記帳、
または後日に葬家側で記帳します。
さいごに
会社関係のお付き合いでは、会社で取り決めがある場合もあります。
そういった場合は1人3千円以上でも、「○○株式会社一同」で包むこともありますし、
地域でも違いはありますが、今回は連名での香典の一般的な包み方をご紹介させていただきました。