除菌石鹸、除菌・抗菌ハンドソープ、
ボディソープに歯磨き粉・・・
良かれと思っていたものが、まさか、まったく科学的根拠のない効果だなんて、
それどころか、体に悪影響があるかもしれない、となると、考え直さなければ。
わが子に、
「ハンドソープでしっかり洗ってね!」
と、薬用ハンドソープをせっせと詰め替えていた私って・・・?
今回はつい先ほど目に飛び込んできたアメリカでも禁止が発表された殺菌剤の成分トリクロサンについてです。
除菌ハンドソープや石鹸 効果あるどころか危険!
インフルエンザやノロウィルス、感染性胃腸炎などなど、ウィルスに掛かりやすい時期は特に除菌、抗菌効果のある衛星商品がずら~っとドラッグストアに並びますね。
それらは疑いもせず、除菌に有効なものだと思っていた方は多いと思います。
わたしもそのうちの一人だったからこそ家族のために、自分のためにと薬用泡ソープを
せっせと詰め替えていたのですが。
それが、
薬用ソープと普通の石鹸と洗うのとで科学的には効果に違いがないどころか、
長期的に使うことで、健康を害する可能性があるということで
アメリカでは19種類の殺菌剤含有の抗菌せっけん等について販売禁止を発表したとのことです。
殺菌剤の成分でトリクロサンやトリクロカルバンという成分についてはなんと、数十年前から指摘されてきたとも言います。
その危険性というのが
●筋力の低下
筋肉の収縮を妨げる働きが筋力を減少させる。
●甲状腺ホルモンの減少
倦怠感や代謝能力など、また大きな病気にもつながる
●妊娠中のエストロゲン異常分泌
胎児に悪影響
●子供の花粉症発症に影響する
体内にトリクロサンを多く持つ子供ほど花粉症になる確率が高い
などが挙げられています。
また、トリクロサンなど害となる成分が生活排水で溶け出し、そして下水能力にまで悪影響を及ぼし私たちが口にする海藻や魚などを巡り巡りにめぐってまた私たちの口に・・・と、潜在的な危険も可能性として指摘されています。
トリクロサン配合の商品名には有名商品がごろごろ!
危険性が幾度となく指摘されてきたトリクロサンですが、欧米で販売中止されている中、日本ではかなり有名な商品、人気化粧品ブランド商品などなど多くの商品に配合されています。
化学成分の影響を受けやすい子どもを持つ親としてはそういった商品は日常的に使用することへの注意が必要だな・・・と再確認させられます。
除菌剤の成分表示は自分自身で確認したり、成分について知ったり等注意するということが大事になってきますね。
その調べ方として1つご紹介させていただきます。
ネットショップ上のドラッグストアの「検索機能」を使用する方法です。
この検索をすると成分名で商品を検索できます。
例えば、「トリクロサン」と入力して検索するとトリクロサン配合の商品がずら~っと出てきます。
こんな感じで出てきました。
さいごに
「除菌」という言葉に敏感な日本ですが
●普通に石鹸と流水で洗うことが疾病予防、感染拡大にもっとも効果的、
それができない場合は
●アルコール濃度60%の消毒薬を
使ってよい。
と、トリクロサンなど19種類の殺菌剤含有製品の販売禁止を発表した米食品医薬局で述べられたとのことです。