ホタテはほぼ1年を通して、通年で食べられます♪お刺身、鉄板焼きにバター焼き、サラダやあえ物、フライなど、いろいろと美味しく食べられます。
冷凍のホタテやスーパーのほたては下処理されているものが多く、半分殻付きの状態で生のホタテが売っていても、すぐ焼けるように食べられない部分を処理されていることも多いです。
なので、生の完全に殻付きのホタテ貝を購入したりいただいたりしたときに初めて見る場合、ホタテの殻を開たときに「この黒い部分は何!?黒い筋もあるけど!!どうすればよい?」と悩んでしまいます。
今回はそんなホタテの黒い部分や黒い筋が食べられるのか、また取り方などをご紹介します。
ホタテの黒い部分は何!?食べられる?
ホタテの黒い部分は『ウロ』と呼ばれている肝臓とすい臓のような役割をする中腸腺(ちゅうちょうせん)というものです。
ホタテもカニやエビや牡蠣同様通販で購入できますが、ほとんどの場合同梱されているレシピや下処理の案内などにこの黒い部分(ウロ)を取り除いて食べるように書かれています。
また、半分殻付きでバーベキュー用などで売られているホタテや冷凍のむきホタテなどは食べられない部分が処理されて売っていることが多いですし、飲食店でも通常は黒い部分(ウロ)を取り除いて調理されます。
そうなのです、このホタテの黒い部分(ウロ)は食べられない(食べない部分)なのです。
とはいっても、実はこの黒い部分(ウロ)が好きという方もあったり、飲食店でもまれに処理しないまま網焼きにされたりで、全く食べられないわけではないのですが、肝も料理やソースに使うアワビやさざえとは違って美味しくないです。
美味しくないだけなら良いのですが、ホタテが毒性プランクトンをエサにした場合に毒を蓄積させ、貝が毒化(貝毒)することがあります。カドミウム(有害金属)もウロに蓄積されやすいと言われているので、ホタテの黒い部分は食べないようにしましょう。
※貝が毒化、なんて聞くと怖いですが、毒性プランクトンが発生する時期などは特に注意されていますし、基本的に日本では漁協で検査され、漁獲や出荷の停止をしたり毒化した貝が出荷されることが無いよう、対策がされています。
↑はちゃんと黒い部分やひだを取り除いて下処理されています。
↑は黒い部分のウロもそのままで焼かれています。
ホタテの黒い部分の取り方
ホタテは殻付きホタテの場合、ナイフやヘラなどで殻を開け殻から身を引き離す方法のほかに、ナイフやヘラを使わなくても嘘みたいに簡単に殻から身が外れる裏技的な方法もあるんです。
↓の動画では、ウロの取り方や、基本的な殻から身を外す方法のほかに、感動的に簡単に身を殻から外す方法やホタテ貝柱のお刺身のつくりかた(切り方)も紹介されているのでとても参考になります。
ちなみに、ホタテの黒い部分(ウロ)は手で引っ張るだけで簡単に取り除けます。
ホタテの黒い筋は何!?食べられる?
ホタテは黒い丸いウロの部分のほかに黒い筋があることもあります。エビの背わたのように線になって見えます。
これはホタテのふんなので、この黒い線になっている筋も取り除きましょう。
食べられるか、食べられないかと言えば食べても害はないので食べられますが、美味しくないですし、せっかっくの食感が損なわれて良いことはありません。
ホタテの黒い筋の取り方
この黒い筋の取り方は簡単です。
手で押すと出てくるのでキッチンペーパーで拭きとると良いです。
軽く押しただけで出てきます。
さいごに
ホタテの黒い部分、殻付きのホタテじゃないとホタテそのもの、丸ごと見る機会はあまりないですよね。
スーパーで購入するむき身も、黒い部分は処理されてトレーに並べられています。なので、軽く洗う程度でそのまま調理するわけですが、そのせいか、殻付きホタテも特に何も考えずにそのまま上の殻を取っただけで鉄板焼きや網焼きにして食べていた・・・というケースが少なくないようです。
そして、みんなでバーベキューなどをするときに、ホタテの黒い部分は食べられない!あたってしまう!という、取る派と、全部食べられる、いつも丸ごとそのまま食べているしあたったことなんてない!!という黒い部分(ウロ)を取らない派とバトルが繰り広げられることもあるようで・・・
しかし、黒い丸いところ(ウロ)や黒い筋が何かわかっていれば、取らない派をちゃんと説得して納得させることが出来ますね。^^