今年の春~夏は、マダニの感染症による被害がニュースで何度となく取り上げられました。
マダニが活発に活動する春夏が過ぎていきますが、犬ネコを飼っている場合は特に油断は禁物!今回はマダニについて秋冬にもいるのか?についてです。
愛犬にマダニがついていないか?我が家のチェック方法もご紹介します。
マダニは秋、冬にもいるの?
マダニは春~夏にかけて活発に活動しています。特に7月、8月は被害が一番多い時期で今年もこの2か月で多くのマダニ被害がニュースで取り上げられましたが、これからの秋、冬の季節でも居なくなるわけではありません。
最近の日本の冬は、嘘みたいに気温が上がる日があったりと、暖冬です。マダニは13℃~15℃あれば活動できるといわれているので、1年を通してマダニがいる地域もあります。
秋、冬でもキャンプに家族で出かける、というご家庭もあるかと思いますが、そういった場合は油断することなく、予防することをおすすめします。
肌を露出しないように気を付け、洋服の上からディート配合の虫よけスプレーをしマダニを寄せ付けないようにしましょう。
マダニ感染症のSFTSは関西、中国、四国、九州、沖縄地域が推定感染地域として発表されています。この地域にお住まいの場合は、キャンプなどで山間地を訪れる場合などは特に秋冬でもマダニには注意しておいたほうがよさそうです。
秋冬でも犬ネコがいる場合は特にご注意を!
人間へのマダニ感染症の被害は深刻ですが、犬やネコちゃんを飼っているお宅では、ペットへのマダニ被害も心配ですよね。わが家も犬がいますし、うちの犬がマダニに咬まれたこともありました。
犬と一緒のアウトドアレジャーでは特に、犬がマダニをつけてくる可能性が高く、そうなると犬やネコちゃんがマダニを家に持ち込む可能性も高くなってしまいます。
お散歩で毎日河川敷を通るなど、マダニが活動しやすいような場所を毎日お散歩するような場合も、マダニがついていないかブラッシング時などにチェックすると良いです。
マダニ感染症のSFTSに感染し弱っていた野良猫を世話しようとした女性が、そのネコに噛まれたことによる二次感染で亡くなったり、先日はチーターがマダニ感染症の疑いで2頭死亡のニュースもありました。
動物のマダニ感染症の死亡例は初めてだったそうで、わたしはこのニュースで犬もマダニ感染症(SFTS)に感染し死亡する危険があることを初めて知りました。
犬やネコがマダニが噛まれた場合、人間が噛まれた時同様に無理やりむしり取ったりしないようにお気を付けください。
無理にマダニを引きはがすと、マダニがつぶれてマダニの体液が体内に流れ感染の確率が高くなったり、それを触った人間も二次感染する危険があるとのことです。
無理に引きはがしたり、つぶすのは絶対にやめましょう。
犬のマダニ予防はいつまでかとおすすめのマダニチェック方法
お住いの地域にもよりますが、温暖な地域やマダニが多く生息する地域、河川敷のお散歩コースや芝生や原っぱのようなドッグランに出かける機会がある場合などは、1年を通してのマダニ予防が安心です。
掛かりつけの獣医さんに相談するのも良いです。東海地域の我が家では、以前、掛かりつけの獣医さんで1月2月以外は予防が必要、と聞きました。
関西、中国、四国、九州、沖縄地域はマダニ感染症(SFTS)の推定感染地域として発表されているので、そうした地域にお住いの場合は1年を通して犬のマダニ予防が必要になってきます。マダニ感染症(SFTS)の推定感染地域にお住いの場合は愛犬にマダニを近づけないような予防、対策をしてあげてください。
フロントラインプラスなどのマダニ予防薬での予防のほかに、もしマダニが付いてしまったときに一番良いのが、噛まれる前に見つける事なので、お散歩後などは愛犬のボディーチェックやブラッシングすることをおすすめします。
毛が長いワンちゃんはドライヤーの風をあてると、ドライヤーの風で毛が流されて地肌が見えやすく、小さなマダニも早期に発見できます。
山間地域に犬連れで行った際、我が家ではドライヤーでマダニチェックしていました。ぜひお試しください。もし愛犬にマダニがついても、噛まれる前に発見できる方法です。
さいごに
ニュースで都度取り上げられるけど、マダニに噛まれて発症すること自体がまれな事、と言われても、その事実があるという事はやはり怖いな・・・と思います。
人間もですが、犬やネコにとっても予防することに越したことはないですね。
愛犬のマダニチェックでドライヤーの風をあてるときは冷風でお願いします。また、足先や足の裏(パッドの隙間など)や尻尾などもチェックしましょう。