新生姜の甘酢漬けは、ショウガとお酢の相乗効果で梅雨の時期や夏にさっぱり食べられるだけでなく体にとってもいろいろな効果があります。
今回は新生姜の甘酢漬けの効能と作り方、保存方法をご紹介します。
新生姜の甘酢漬けの効能とは?
生姜(ショウガ)は、新生姜も古生姜も栄養素はほとんど変わりはありませんが、生で食べる場合と加熱、乾燥させて食べる場合とで生ではジンゲロール、加熱、乾燥した場合はショーガオールと、辛み成分が変化するため効能がすこし変わってきます。
生で食べる際のジンゲロールは特に殺菌作用がすぐれています。
そのため、お寿司屋さんで「ガリ」として出される生姜の甘酢漬けは、魚臭さを消すためや口直しのほかに、食中毒防止の役割があるのです。
また、ジンゲロールには解熱、咳止め、胃の調子を整えるなどの効能もあるので、発熱や風邪をひいたときにも生の生姜が良いとされています。
その他、生姜がダイエットや冷え性に効果的と言われているのは、ジンゲロールやショーガオールの血流改善の効能により新陳代謝がUPするためです。
一方、お酢のダイエット効果もよく言われていますね。そしてさらに、お酢には美肌成分の
コラーゲンの原料となるアルギニンやプロリン、メラニン色素の抑制の働きがあるシスチンといった成分が含まれているので、ショウガとお酢のWパワーが期待できる新生姜の甘酢漬けは、特に女性にとってうれしい食べ物なのです。
その他にも、生姜の効能には疲労回復などがありますね。お酢には内臓脂肪の減少、血糖値上昇の抑制作用などがあるので、お疲れ気味、メタボ気味な男性たちにもおすすめですよ。ご主人のおつまみとしても最適です!
シンプルなのにおいしい新生姜の甘酢漬けの作り方
▶ 材料
新生姜 約400g
塩 小さじ1
●甘酢
酢 200cc
砂糖50g~80g
塩小さじ1
▶ 作り方
●保存ビンを煮沸消毒しておく。
●甘酢の材料を全部鍋に入れて中火にかける。
●砂糖と塩が溶けひと煮立ちしたら火を止めて冷ます。
●生姜をスプーンや包丁の背で軽くこそげ取る。
●ピーラーなどで好みの薄切りにする。
(繊維に沿って切る)
●薄切りにした新生姜に塩小さじ1をまぶし5分置いておく。
●塩をまぶした新生姜を熱湯で30秒から1分湯がく。
(ゆで時間が短いと辛みが残り、長いと辛みが抜けます。)
●湯がいた新生姜をザルに空けキッチンペーパーで
水気をしっかり切る。
●保存容器に水気を切った新生姜を入れる。
●新生姜を入れた保存容器に甘酢液を入れる。
●3時間ほどして新生姜がしんなりとしてきたら出来上がりです。
※新生姜の赤い部分も使いましょう。
ピンク色のきれいな甘酢漬けに仕上がります。
※砂糖の量はお好みで調節してください。
50gだと甘さ控えめに仕上がります。
新生姜の甘酢漬けの保存方法は常温?冷蔵庫?
冷蔵庫で保存しましょう。保存期間は1年ぐらいです。
※常温でも保存可能ですが、常温保存の場合は塩気を強くした方が良いです。
(上記レシピの場合、塩を大さじ1~1、5くらいで。)
また、白カビが発生する場合もありますが、その場合はカビをすくい取り再度火にかけて煮れば問題ないです。
さいごに
新生姜が出はじめたら、たくさん漬けて常備しておくといいですよ。ドレッシングやサラダ、混ぜ寿司、チャーハンなど、いろいろと使えます。
もちろん、そのまま食べてもおいしい!私はいつも汗をかきかき、発汗作用を実感しながらガリガリ食べてます(^^)