夏に子供がご近所さんからいただいた1ペアのカブトムシから生まれた沢山の卵が孵化してビックリするほどの数が幼虫に成長しました。
カブトムシは繁殖能力が高いと以前の記事でも書きましたが、それを目の当たりにして本当にびっくりです。
なんと、一時卵20個、幼虫30匹も確認することが出来、どこまで増えるの?と想像以上の繁殖力に驚くばかり。
しかし、その後奇妙な事が起こってしまい、幼虫が消えたのです。
この時に、やっぱりまずかったな・・・という幼虫が消えた原因となる過ちがあったので、わたしの経験を元にカブトムシの幼虫がなぜ消えたのか?また対策もご紹介します。
カブトムシが繁殖活動の後にメスが土に潜って出てこない期間があったので、もしかして卵を産んだのかな?と思いつつ、
そのまま様子を見ていたら、そのうち土の中に乳白色の幼虫の姿を見ることが出来ました。
その後メスとオス、卵と幼虫のケースを分けて管理していたのですが、ある時、メスがまた土に潜った期間があったんです。
オスのカブトムシと別々のケースにしていたのに、また卵を産んだのですね。
これが、幼虫が消えた原因だと思われます。
カブトムシの幼虫が消えた・・・
実は、2回目にメスが卵を産んだその前に孵化して幼虫になった何匹かが、そのケースにまだ居たのです。
(幼虫と卵をメスのカブトムシと離す時に気が付かなかった幼虫、卵があったと思われます。)
メスは、何匹か幼虫が居る土の中に潜っていって卵をまた産んだのですね。
この時にすぐに卵と幼虫を確認すればよかったのですが、卵を産んだすぐ後にケースをいじらないほうが良いかな?と思い、そのままにしていたんです。
そうしたら、先日メスが天国に召しまして、その時にマットを交換したら、
いるはずの幼虫が・・・
予定ではもうだいぶ成長しているはずの幼虫が消えている・・・
少なくても、結構成長しているはずの幼虫が4匹か5匹居たはずなのに、影も形もありません。居るのは、2回目の卵から孵化したと思われる4匹の小さな幼虫だけだったのです。
まさしく「幼虫が消えた・・・」のです。
カブトムシの幼虫は溶ける
成長を楽しみにしていたので、結構ショックでしたが、
幼虫は死んで溶けて土に還ったのだな。
と、すぐに分かりました。
というのも、最初の産卵のあとにケースを親カブトムシ、幼虫、卵を分けるときに、頭だけしかなく、体のない死んだ幼虫の残骸を見ていたので、死んじゃうと溶けて土に還るんだな・・・という事を理解していたから、この時もそうなのだと理解しました。
あぁ、、、土に還ってしまったな・・・と。
メスは、卵を産むときにすごく土(マット)を荒らしますよね。
底に潜っていってマットをひっくり返すように動き回り荒らすので、この時に幼虫が傷ついて死んでしまい、時間とともに溶けて土に還っていったのです。
メスが2回目の卵を産む前に幼虫を違うケースに隔離しておくべきでした。
まさか、オスと離しているのに2回目の産卵をすると思っていなかったので、この事は次に活かす勉強となりました。
カブトムシの幼虫が死ぬ原因をしって対策しよう!!
はじめてのカブトムシのペアから嘘みたいに大量の卵が孵化してしまい、幼虫が増えすぎてビックリしていますが、
マットの交換を何回かしている中で、やはり幼虫が死んで半分溶けているような状態や、黒く乾燥してしまっている死骸があったりもしました。
また、土に上がったまま潜っていけない小さな幼虫がそのまま死んでしまった、そんなこともありました。
カブトムシは成虫にまで成長する確率がとても低いと言われていて、幼虫で死んでしまう確率は大きいのです。
原因はいろいろとありますが、
今回、幼虫が溶けて消えた我が家のケースでは、メスが産卵の際に土に潜って幼虫を傷つけたことが幼虫が死ぬ原因だったと思っています。
なので、幼虫や卵が確認出来た時点でメスと離して管理すれば、幼虫が消えていた・・・という事は避けられた可能性が大きいです。
その他、幼虫が死ぬ原因となったのが、マットの乾燥です。
マットが乾燥すると幼虫はエサ不足となるので(マットが乾燥すると幼虫はマットを食べられません)飢餓状態となり死んでしまいます。
また、マットの水分量が多すぎてもダメなのです。
マットの水分量が多すぎると酸素不足で窒息してしまうと言われていますので、マットがビショビショになるまで水を含ませないようにお気をつけを。
それから、カブトムシの幼虫はすっごい食べてすっごい糞をします。
しかも、大きくなればなるほど糞も大きくなるので、思っている以上にあっという間にマットが糞だらけになってしまいます。
マットが糞だらけになる=エサがない。という事になるので、そうなると飢餓状態になってしまい餓死してしまいます。
マットをこまめにチェックして、エサ切れにならないように気を付けてください。
黒っぽい楕円形の塊が糞です。
幼虫が大きくなればなるほど糞の大きさも大きくなり、しかも大量にします。
まだ幼虫が小さいから、と、幼虫1匹用の用の小さな容器で育てていると、10日もするとほとんどが糞。という状況になりますし、幼虫も10日で倍以上に成長していたりします。
その他にも、もともと卵が弱かった、など上記以外の理由もありますが、カブトムシの幼虫が死んでしまう大きな原因とその対策として
●メス(成虫)がマットに潜って幼虫を傷つける
→ メス(成虫)と卵・幼虫を隔離する
●マットの水分量で乾燥したり酸素不足になる
→ マットの水分量を適正にする
●エサ不足で餓死
→ マットを定期的に交換しエサ不足にならないようにする
この3つには十分気を付けましょう。
さいごに
我が家では今現在およそ35匹の幼虫がいます。
その中で大きいのはすでに6センチ以上あるほどで、一方で小さい幼虫はまだ2センチくらい。
結構な歳の差兄弟という感じでおもしろいです。