赤ちゃんがダニに刺された場合の症状と対策、バルサンについて

赤ちゃん

湿気の多い季節になると、カビと同様気になるのがダニの存在。

赤ちゃんがダニに刺されようものなら、大ショックですね。しっかりとダニ対策して赤ちゃんをダニから守りましょう。

ダニに刺されたとき特有の症状も知っておくとスムーズに対応できます。

ダニに赤ちゃんが刺された時の症状は?

家屋内に生息する代表的なダニは以下の4種です。

▶ほぼ一年中見られ、カーペットや布団などの寝具、などに生息するヒョウダニ(チリダニ)

▶高温多湿を好み、梅雨時期から増殖する食品や畳に多く生息するコナダニ

▶カーペットや畳などに生息し、ほかのダニを餌とするツメダニ

▶春から夏にかけて発生し、ねずみや鳥に寄生する吸血性のイエダニ

この中で人を噛む(刺すのは)ツメダニです。

ほかのダニを餌とするので、ほかのダニの増殖がツメダニの増殖につながってしまいます。
吸血はしないのですが、夜間に活動し赤ちゃんが夜寝ている間に刺されます。

ツメダニはわき腹や腕の内側の柔らかい部分やわき、お腹や太ももなど肌の柔らかい部分を刺します。

赤ちゃんの肌は特に柔らかいため、大人は刺されていないのに赤ちゃんだけが刺された。ということが良くあります。

刺された傷口からダニの唾液が入り、さらに人の体液を吸うのですが、

刺されてもすぐにはかゆみや腫れたりなどの症状はなく、刺されてから翌日から翌々日に

赤い斑点のような湿疹が出はじめ、一週間ほどかゆみが続くこともあります。

蚊に刺された時の症状の違いは、刺された跡の大きさです。

ダニに刺された場合、蚊に刺された跡に比べて赤い湿疹が大きく、いびつな形をしています。

赤ちゃん自身がかき壊してしまったりすると、とびひなどの感染症を引き起こしてしまうこともあります。

ダニ刺されの患部を清潔にし、悪化しないように早目に皮膚科を受診しましょう。

また、家内のダニ対策をしてあげてくださいね。

赤ちゃんのためのダニ対策でするべきこととは?

ダニが好む環境は、カビが発生する環境によく似ています。ホコリやふけ、食べかすなどが大好きで、湿度のある環境も大好き。

ですので、除湿とお掃除がダニ対策の基本です。

毎日掃除機をかけ、換気、通気を心がけましょう。

▶ 布団のダニ対策

お天気の良い日はお布団を天日干ししましょう。赤ちゃんは汗をかきやすくお布団も湿気やすいです。外に干して風を通し、湿気を飛ばし、天日に干すことで殺菌効果もあります。

寝ている時間帯の多い赤ちゃんですから、タイミングが合わなくてなかなか天日干しできない場合は、布団乾燥機がおすすめです。

ダニは50度を超える高温で死滅しますが、布団乾燥機でそれが可能です。

今の布団乾燥機にはダニ対策機能がありますから、ダニ対策機能でダニを死滅させた後に掃除機のノズルを布団用に付け替えて吸い取りましょう。

ダニアレルギーの予防にもなりますよ。

また、ちょっと値は張りますがレイコップなどの布団クリーナーも効果的です。

▶ カーペット・絨毯のダニ対策

赤ちゃんのいるお宅ではカーペットや絨毯は必ず1日に一回は掃除機をかけましょう。

毛並みに逆らってゆっくりと掃除機をかけると繊維が立って隙間に潜んでいるダニやチリ、ホコリを効率よく吸い取れます。

また、カーペットや絨毯も、天日干しできればそれが理想です。梅雨入り前あたりに、クリーニングに出して丸洗いしてもらうのも安心です。

▶ 畳のダニ対策

畳はやはり掃除機をかけるのが一番効果的です。

畳の目に沿ってゆっくりと時間をかけて丁寧に掃除機掛けをします。しかも、夜に活動的になるダニには夜の掃除機掛けがおすすめです。

住宅環境によっては夜の掃除機掛けは近所迷惑となってしまいますし、赤ちゃんも寝てしまうので、

そうそう毎日夜に掃除機はかけられませんが、普段はほかの部屋と同じ時間帯にお掃除し、和室は週に一度でも夜の8時ころの掃除機掛けを取り入れてみてください。

▶ ぬいぐるみ

赤ちゃんのお気に入りのぬいぐるみは、結構汚れているものです。

布製ならなおさら、ホコリも溜まれば赤ちゃんの唾液でダニの温床に。

ぬるま湯にオシャレ着用の洗剤を少し入れ押し洗いしましょう。赤ちゃんが口に入れるものなので、すすぎはしっかりと。

そして、殺菌効果のある天日干しでしっかりと乾かします。

レイコップは布団のほか絨毯、カーペットなど布団以外にもぬいぐるみいろいろ使用できます。

ダニ駆除でバルサン使っても大丈夫?赤ちゃんへの影響は?

赤ちゃんがハイハイ時期やなんでも口に持って行ってしまう時期は特に心配です。

殺虫のための薬剤なので無害とは言えない、というのが一般的な考えです。

バルサンなどのくん煙剤を使用する場合は、赤ちゃんのおもちゃはあらかじめ煙が当たらない場所に避難させておくか、ビニール袋などに入れておきましょう。

また、くん煙剤を使用後は、30分以上の換気をしてください。

そして、赤ちゃんがハイハイする床は乾拭きでぞうきん掛けしてください。

できれば、使用しないのが一番ですが、やむを得ない場合はしばらく家族が留守にする様なときに使用するか、食器類や赤ちゃんの物にはしっかりと対策してから使用しましょう。

さいごに

ある程度のダニとの共存は致し方ないものですが、湿気対策とお掃除は心がけたいですね。

カビ対策にも、ダニ対策にも効果的な、除湿器と布団乾燥機をそろえておくと赤ちゃんが居ても割とストレスなくカビもダニにも対策ができるのでおすすめです。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする