子供がカブトムシを飼いたがるけどカブトムシの扱いがわからない~といった状況だと、なかなか踏み切れないですね。
今回はカブトムシについて寿命や飼育に必要なもの、蚊取り線香を炊いている環境でも問題ないかについて、ご紹介します。
カブトムシの成虫の寿命はどれくらい?
カブトムシの一生は、国産で大体一年から一年三か月ほどの命と言われています。
そのうち、成虫になってからの寿命はたったの3か月程しかありません。一生のほとんどを幼虫として生きています。
そして、成虫になっても地上に出るまでは1か月ほど土の中で待機しているので、成虫になってからの地上での寿命はほんの1か月~2か月ほど、ということになります。
カブトムシを飼育する際は、カブトムシが少しでも快適に過ごせる環境を作ってあげたいものです。
カブトムシの飼育に必要なものは何?
カブトムシの飼育には、いろいろと必要になってきます。
カブトムシが少しでも長生きしてくれるように飼育に必要なものはしっかりチェックして準備しましょう!
▶ プラスチックケース
カブトムシを購入する場合は、最初からプラスチックケースに入っている場合が多いです。よく目にする緑色の蓋がついたプラスチックの一般的な昆虫飼育ケースです。
あの一般的なケースで良いですが、カブトムシの飼育ケースは、できれば大きめが良いです。
カブトムシは比較的活発なので、中~大サイズのプラスチックケースを用意するのが好ましいです。
また、コバエ侵入防止できるタイプもあります。こちらは乾燥の防止にもなり管理も楽になりより良いです。
▶ マット
マットというのは、カブトムシやクワガタ用に売られている飼育ケースの中に敷く土や針葉樹などのチップのことです。ホームセンターにも専用のマット(土やチップ)がありますが、成虫だけの飼育の場合は、園芸用土でも良いです。
園芸用土の場合は、必ず農薬の使われていないものを選びましょう。その他、成虫の飼育の場合は広葉樹の葉を敷いても良いです。
何もないとカブトムシが歩きにくく、転んだ時に起き上がれないので何かしら入れて上げましょう!
▶ 止まり木や木の枝、枯葉や樹皮
カブトムシが本来いる場所と同じような環境を作るために必要です。カブトムシが遊んだり、隠れたり転倒防止になります。
出来るだけ大きいものを飼育ケースに立てて置きましょう。
▶ エサ皿・エサ
カブトムシにはスイカやキュウリ、というイメージがある方は多いと思いますが実は、これではカブトムシが栄養失調となってしまいます。
慣れない場合は必要な栄養が入って管理が簡単な専用の昆虫ゼリーが一番良いです。ホームセンターでいろいろと売っていますので良さそうなものを購入しましょう。
フルーツの場合ははリンゴやバナナを与えます。
エサ皿もゼリーを置く専用のエサ皿が売っていますので準備しておくと良いですよ。
▶ その他
マットの乾燥防止のために保水が必要となる場合は霧吹きで水を掛けます。霧吹きがご家庭にない場合は準備しておきましょう。
マットの乾燥防止には、飼育ケースのケースと蓋の間に挟む専用の乾燥防止シートがありますが、サランラップに穴を開けたものや、新聞紙でも代用は可能です。
カブトムシの飼育に蚊取り線香の影響ある?
蚊取り線香の有効成分はピレスロイドという成分ですが、ピレスロイドは昆虫の神経細胞にダメージを与える神経毒のため、カブトムシにも影響があります。
影響はありますが、蚊に比べてカブトムシは大きいのでその大きさの分だけ、蚊に与えるダメージに比べるとダメージは弱いと考えられます。
ですので、蚊取り線香を炊いたらすぐに影響がでる、というわけではありません。
しかし、同じ部屋内など近くで使用する蚊取り線香は、カブトムシを徐々に弱らせてしまうのは確かです。ですから蚊取り線香は使用しないのが一番です。蚊取りマットなど液体タイプも同様です。
さいごに
カブトムシを長生きさせるためのエサはバナナが一番と言われています。
バナナは植物性たんぱく質が豊富で糖分もありカブトムシにとっても栄養満点という事なのですね!
貴重なカブトムシの成虫時代を、美味しいご飯を食べもらって、少しでも長生きしてほしいですね!