チャドクガの毒針毛に刺された。。。
そしてその症状は広がるばかりだし猛烈に痒い!治まる気配が全くない!!
そんな状態だと本当に不安。
長引くかゆみと消えない湿疹には不安が増すばかりですし
「これってもしかして一生消えない。
なんてことは無いよね・・・?」
なんて思ってしまいます。
今回はそんなチャドクガによる症状について広がる湿疹やかゆみなどの症状の期間、何時までも消えない湿疹跡などについて私の経験も踏まえてご紹介します。
チャドクガの症状が治るどころか広がる!
突然のかゆみを伴う湿疹は多くの場合でチャドクガなどの毛虫による皮膚炎がまずは疑われます。
チャドクガ皮膚炎。写真はまだ症状が酷くなる前です。一番症状が出た背中、腰はお見せ出来ないほどひどくこんなものではなかったです。
わたしは初めてのチャドクガ皮膚炎で「 毒 針 毛 」(どくしんもう)なる恐ろしい存在を知ったのですが
この毒針毛が湿疹などの皮膚炎症状を「如何にして広げないようにするか」のカギを握ります。
※毒針毛は肉眼では見えません。
こちらのチャドクガ記事にも書いたのですが
→ チャドクガの症状と画像と刺されたときの応急処置や市販薬について
チャドクガなどの毒蛾がもつ毒針毛、これが本当に恐ろしい!
毒針毛は毒蛾のオスの成虫以外はなんと毛虫になる前の卵の時から持っているのですが
(メスの成虫が卵を産み付ける際に毒針毛で卵を覆うのです)
恐ろしいことに、この毒針毛に知らず知らずのうちに触っていることがあるのです。
私がチャドクガ皮膚炎を発症した際もまったく心当たりがなく「なにか変なもの食べたっけ?」なんて思っていたのです。最初は体の内側からの発疹だと思っていました。
まさか毒針毛が背中に刺さっているとは思いもよらず・・・
そして、舞い落ちてくる毒蛾の(毛虫の)毒針毛なんてものがこの世に存在するなんてことを初めて知ることになりました。
そうなんです、毛虫が居るような場所では、毒針毛が風に舞い知らず知らずのうちに体に付着してしまうことがあるのです。
毒針毛自体が皮膚炎を引き起こすので死んだ毛虫の毒針毛でも、チャドクガなど毒蛾から抜け落ちたものでも毒針毛のその威力は変わらないのです。
その為掻くことで症状が広がるほか、毒針毛が衣類に付着したままでさらに症状が悪化したり、症状の範囲が広くなってしまったりします。
最初はそれほどひどくなかったはずなのに治まるどころか湿疹がどんどん広がる。かゆさがどんどん増す、ということに・・
ですので、チャドクガ湿疹を最小限にするため、そして症状を広げないためには
とにかく掻かない!すぐに毒針毛を取り除く!
これに限ります。
そうでないと、これまた知らず知らずのうちに今度は自分で湿疹、かゆみを広げてしまうことになり兼ねません。
原因不明の湿疹と痒みが突然出現した際は洋服や皮膚に付着しているであろう毒針毛をガムテープやセロテープで丁寧に取り除きます。
そして可能であれば、すぐに強めのシャワーを当て洗い流します。(こすらずシャワーを当てるだけ)
また、着ていた衣類は丁寧にガムテープで毒針毛を取り除いた後洗濯してください。
すすぎは入念に。できれば洗濯前に50度のお湯をかけると毒針毛の毒性を消す効果が期待できます。
※毒針毛はたんぱく質のため熱処理が効果的
※衣類が傷む恐れがありますのでご注意を
チャドクガなど毒蛾による湿疹はとにかく痒いのでいかに掻かないように乗り切るかも大事!
なんか痒い・・・そんな時に痒みに任せて掻きむしってしまうと皮膚炎のもとを塗りたくっているのと同じ。なんてことになり兼ねません。
なのでとにかく我慢!チャドクガによる湿疹が疑われるときはガムテープなどで毒針毛を取り除いた後にすぐムヒなどで痒みを鎮めましょう!!
そして早めに皮膚科を受信することをおすすめします。
チャドクガ皮膚炎の症状におすすめの市販薬については↓の記事でもご紹介しています。
→ チャドクガの症状と画像と刺されたときの応急処置や市販薬について
※因みに私がチャドクガ皮膚炎になった際痒みに一番効果的だな!と思ったのがムヒでした!
チャドクガ皮膚炎の症状が出る期間は?
チャドクガの毒性は毒蛾の中ではやや弱めですがとはいってもチャドクガ皮膚炎の症状は激しい痒みが1週間~2週間続くとも言われています。
さらに、体調や体質、症状の出始めの対処によっても症状の期間は変わってきます。
私の経験上で言わせていただくと
激しい痒みは1週間くらい、なんとなく感じる痒みは1か月以上、(今まで経験したことのない痒みでした。)そして、掻いてしまった為にうっすらと残った湿疹の跡(皮膚炎の跡)が完全に消えたのが半年以上経ってからでした。
※皮膚炎症後の修復過程で出来る皮膚炎の跡を炎症後色素沈着といいます。
私は症状が出始めのころ結構掻いてしまって跡がなかなか消えませんでした。
うす~くいつまでも茶色い斑点のような感じで跡がついてしまい炎症後色素沈着が残ったまま
(私は皮膚が少し弱い、というのもあるかも知れません。)
このまま跡が消えないかも・・・と不安もありましたが半年過ぎたあたりにやっと消えた感じです。
湿疹とかゆみに早めに対処できればもっと症状が軽く短期間で治まったのだと思います。
それでも、私はチャドクガ被害にあった翌日、受診し飲み薬と塗り薬を処方してもらいました。
飲み薬でも痒みが抑えられましたが(それでもムヒも併用したりしてました)薬が切れると痒くなってくる~という感じでボリボリと結構掻いてしまって・・・
チャドクガ湿疹はとにかく本当に痒い!しかし、掻くと症状がどんどん悪化してしまいます。
ですので、後々長引かせないために出来ればすぐに皮膚科を受診するのが良いです。
私は注射は打たず、内服液、外用薬の処方でした。病院によっては注射や点滴治療をする事もあるようです。
私の夫も毛虫皮膚炎経験者なのですが注射を打つとす~っと痒みが引く。と言っていました。
数日間病院へ通い注射治療するケースもあるようで集中的に治療するとやはり治りも早く10日くらいで湿疹もうす~くなってきます。
どうしてもすぐに病院へ行けない場合で、とりあえず市販薬で!という場合は先ほどのこちらの記事もど参考にしてください。
→ チャドクガの症状と画像と刺されたときの応急処置や市販薬について
チャドクガ湿疹の跡がいつまでも消えない・・・
かなり掻いてしまった私の場合湿疹の赤みは1週間ほどで消えたものの皮膚炎の跡(炎症後色素沈着)が消えるまで、6ケ月ほど掛かりました。
処置が早く順調な回復でも10日、長いと私のように跡が消えるまで半年以上かかることもあります。
チャドクガ湿疹やかゆみの症状はうつるのか?
チャドクガによる湿疹やかゆみの症状は人から人にうつることはありません。
ただ、チャドクガの被害にあった際に着用していた衣類に毒蛾が残っている場合二次被害は考えられます。
薬で治療しているのに
●治るどころかひどくなる、
●皮膚炎が広がる
という場合、毒針毛が残っている洋服を着ることであたらしい皮膚炎を引き起こしていることが考えられます。
また、チャドクガがついている衣類などに触った家族が時間差で皮膚炎になることも考えられます。
ですので二次被害が疑われる場合は再度、毒針毛が残っているかもしれない衣類をガムテープで毒針毛を取り除く50度以上のお湯をかけて熱処理をするなど、対策してください。
さいごに
チャドクガの毒針毛がついているであろう洋服は思い切って捨ててしまえれば一番安心できます。
ちなみに思い切って捨てられなかった私の場合は、最後に乾燥機にかけました。乾燥機も50度以上になるので毒針毛の解毒に効果的です。
コメント
腕やら、赤い痒い、ぶつぶつ、しょっちゅう出ます。蚊でもない、毒蛾だったんですね。
熊 さま
コメントありがとうございます。
毒蛾の毒針毛が触れると確かに痒い湿疹がでます。しょっちゅとなるともしかしたら違うのかな?とも思ったりしますが、毒蛾の幼虫などいるような場所で何か作業したりすることが多いのでしょうか?そうなのであれば、作業前に毒蛾の幼虫がいないか確認お忘れなく、です。
チャドクガ毛虫駆除についての記事もご覧いただけましたら、と思います。
→ https://rarara-ran.com/1208.html
私もやられました。庭の木にいるなんて。
初め薬物アレルギーかな?と思いましたが、皮膚科受診したらすぐチャドクガと判明しました。
物凄いかゆみがあります。皮膚科受診してよかった。
N さま
ご自宅の庭木ですか?大変でしたね。。。すぐに皮膚科を受診されて原因がはっきりしただけでも、ほんとうに良かったです。
薬が効けばもっと良いですが薬はあまり効かないですか?記事にも書きましたが、あまりに痒いとき、わたしの場合はムヒでしのぎました。液体ムヒアルファEXは毒虫のかゆみに効果的です。
庭木でのチャドクガ被害、結構多いですね、、、今後もお気をつけてください。早くかゆみが治まりますように!!
コメントありがとうございます。