マダニとダニの違い、クモとの違いと家の中での駆除方法について

マダニ 吸血前

キャンプや公園、川遊びでマダニを連れて帰ってきても慌てず対処できるように、マダニについて知っておきましょう!

クモとの違いも知っておくと、すぐにマダニと判断できます。家にマダニなんているわけがない、そもそもダニ=イエダニと思っていると、それがクモだと思い込んでしまう事もあります。

今回はマダニとダニの違いを知っておくとすぐに判断が出来ます。駆除方法などとあわせてご紹介しますね。

マダニとダニは違うの?違いは何?

ダニというと、絨毯やカーペット、布団など室内にいるダニを想像することが多いかと思います。「マダニ」と聞いても、そのダニの一種でしょ?と思っていたかもしれません。

しかし、2013年にマダニに咬まれたために重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を発症し亡くなった方が出て以来、マダニについて注意するようになった方は多いかと思います。

そのマダニ、あなたももうご存知のように、家にいるダニとは全く違う生き物です。

マダニは草むらの葉っぱの先端の裏側などに身をかくし動物や人がその葉っぱに触ると、
そのタイミングでくっついてきます。

動物だけではなく人間の脚や背中、わき腹やおへそ、頭皮など、あらゆるところに噛み付いて、長いと一週間もの間血を吸い続けます。

マダニももちろんダニの一種には変わりはないのですが、私たちが生活する中で一番身近なダニたちは(チリダニなど)大きさが0.5mlほどで、さらには体色が半透明や白色なので肉眼でダニを見ることはほとんどないかと思います。

それが、マダニの場合はほかのダニに比べ大きく、通常時で2mm~3mmほどの大きさで、色も茶色なので肉眼でしっかり確認することができます。

しかし、皮膚に噛み付いていても、一見かさぶたのように見えて、さらにかゆみもなんとなく

かさぶたのとれかけの時のかゆみに似ている、と感じる方が多いようです。

そして、床に落ちていると小さなクモかな?と勘違いすることもあります。(吸血前のマダニ)マダニとダニはこのように違いがありますが、室内ダニのダニの性質や対策など下の記事も参考にしてみて下さい。

⇒ https://rarara-ran.com/293.html

⇒ https://rarara-ran.com/479.html

ダニとクモは似ているけど違いは?

先ほど、マダニが床に落ちているとクモと勘違いすることもあると書きましたが、それもそのはず、実はマダニはクモに近い生物(節足動物門、蛛形類・シュケイ類)なのです。脚の数もマダニもクモも同じ8本!(幼虫期のマダニの足は6本です。)

そして一見同じように見える体の構造。

しかしマダニは頭、胸部、腹部の区別のない楕円形をした単純な作りなのに対して、クモの体は頭胸部と腹部からなります。さらに、クモが割と俊敏な動きをするのに対して床に落ちているマダニは「のそのそ」と動きます。

ですので、まさか?と思ったときは体の構成と動き方を見て判断してみてください。

ちなみに吸血後のマダニは見るも恐ろしい姿なのでたぶん、すぐに只者ではないことはわかるかと思います。

ダニが家の中にいた場合の駆除はどうする?

床を歩いているマダニを家の中で発見した場合は、潰さずにトイレットペーパーに包んでトイレに流してしまいます。吸血後のマダニも同様です。またはラップに厳重に包んでゴミ箱へ。

殺虫剤でももちろんOKです。消毒用アルコールを吹き付けてラップで包み密閉して捨てても良いです。

念のため、家の中に観葉植物などがある場合は、産卵や繁殖を防ぐため屋外に出しておきます。シーツなどの寝具も交換しましょう。

数日間特に念入りに掃除機をかけ、(掃除機内のゴミはしっかりとビニール袋にいれ密封し捨てます。)

ソファーやカーペットにはダニ除けスプレーをしておくと良いです。

⇒ ダニアース防ダニスプレー

⇒ バルサンまちぶせスプレー

さいごに

(閲覧注意)動画は吸血後のマダニです。

吸血中や吸血後のマダニは、本当に気持ち悪く
恐ろしいものですが、知識として知っておくのも必要かも?

症状や対処法、予防、駆除や感染症、犬の取り方などマダニの記事のまとめはこちらです。

>>> マダニ記事一覧



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